クリニックのホームページをおしゃれにする前に整える項目
この記事の要点
- デザインより先に診療時間・予約導線・アクセス情報を整える
- 院内写真は患者さんが写り込まないものを選ぶ必要がある
- 自費診療や院内案内の表現は保健所の窓口で確かめる
クリニックのホームページを「おしゃれ」にしたいなら、デザインより先に基本情報と予約までの導線を整えることが先です。見た目を整える作業はその後でも遅くありません。この記事は5分で読めます。
おしゃれなホームページとは何を指すか
「おしゃれなクリニックのホームページ」という検索の裏には、写真がきれいで、色使いが落ち着いていて、他院と違う雰囲気を出したい、という気持ちがあります。それ自体は自然な要望です。ただし、見た目の印象だけを追いかけると、肝心の情報が探しにくくなるケースがあります。
診療時間、診療科目、アクセス、予約方法、院内の案内といった基本情報は、デザインがどれだけ洗練されていても、見つけにくければ意味が薄れます。検索してホームページにたどり着いた人の多くは、まず「ここは自分の通える場所か」「今日は診てもらえるか」を知りたいと考えています。おしゃれさは、その情報を探しやすくした上での仕上げと考えておくと、作る順番を間違えにくくなります。
デザインより先に見るべき3項目
- 診療時間と休診日が、トップページから1回の操作で分かるか
- 電話番号と予約ボタンが、スマートフォンの画面で指が届く位置にあるか
- 地図とアクセス方法が、公共交通機関と車の両方で案内されているか
この3項目が整っていないホームページは、デザインを変える前にここから手を付けるほうが効果を実感しやすくなります。
今週見直せる5つの手順
以下の手順は、外部の制作会社に依頼する前でも、院内で確認できる内容です。
- スマートフォンでホームページを開き、トップページから予約ページまで何回タップするか数える
- 診療時間の表示が、最新のものに更新されているか確認する
- 院内の写真が掲載されている場合、患者さんが写り込んでいないか確認する
- 文字サイズと行間が、高齢の患者さんにも読みやすい大きさになっているか確認する
- ホームページの表示速度を、スマートフォンの通信環境で実際に体感してみる
この中で特に見落とされやすいのが4番目です。デザイン性を重視した結果、文字が小さくなったり、背景色と文字色のコントラストが弱くなったりするケースがあります。見やすさと洗練された印象は両立できますが、優先順位を間違えると、見た目は整っていても読みにくいホームページになってしまいます。
写真と配色を選ぶときの考え方
写真を選ぶ際は、院内の雰囲気が伝わるものを使いつつ、患者さんが写り込まないものを選ぶ必要があります。スタッフの写真を使う場合も、表情や服装が清潔感を伝えられているか、院内で一度見直しておくとよいでしょう。
配色については、クリニックの診療科目や雰囲気に合わせて選ぶ医院が多く見られますが、色数を絞ったほうが情報が探しやすくなる傾向は一般的なウェブサイト作りでも言われています。奇抜な配色よりも、落ち着いた色を基調にして、予約ボタンなど重要な部分だけ目立つ色にする作り方が、結果的に「おしゃれ」という印象にもつながりやすくなります。

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無料で記事を作る →自費診療や院内の案内を載せるときの注意点
ホームページのデザインを刷新する際、自費診療のメニューや院内の取り組みを紹介したくなることがあります。ただし、載せ方には決まりがあるので、厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめることをおすすめします。医療に関する広告表現は、一般的な商業サイトとは異なる基準が設けられています。
ホームページに掲載する内容は、医院の姿勢や通い方の案内にとどめ、効果をうたうような表現は避けたほうが安全です。デザインを整える作業と並行して、掲載文章の表現も見直しておくと、公開後の手戻りを減らせます。厚生労働省の案内では、医療機関のホームページも広告に準じた扱いを受ける場合があることが示されています。
制作会社に依頼する前に決めておくこと
デザイン会社やホームページ制作会社に依頼する前に、院内で次の点を決めておくと、打ち合わせがスムーズになります。
- ホームページで一番伝えたい強みは何か(診療科目、立地、対応時間など)
- 更新作業を院内で行うか、外部に依頼し続けるか
- 掲載する写真や文章の中で、公開してよいものとそうでないものの線引き
制作費用は、依頼する範囲や機能によって会社ごとに幅があります。デザインの作り込みだけでなく、公開後の更新のしやすさも含めて、見積もりの段階で確認しておくとよいでしょう。
ホームページと広告・ポータルサイトの役割の違い
ホームページをおしゃれに整えることと、広告やポータルサイトに掲載することは、役割が異なります。広告やポータルサイトは、まだそのクリニックを知らない人に存在を知らせる役割を持ちます。一方、ホームページは、名前を知った人がさらに詳しく調べるときに訪れる場所です。
どちらか一方だけを充実させればよいというものではなく、両方の役割を理解した上で、予算や労力の配分を決めることが現実的です。広告やポータルサイトの機能や掲載条件については、各サービスの公式案内で確認することをおすすめします。
記事作りとホームページ全体の関係
ホームページのデザインを整えた後、診療内容や医院の考え方を伝える記事を少しずつ増やしていく医院もあります。記事を作ることで、検索から訪れる人が増える可能性はありますが、デザインと同様に、更新を続けることが前提になります。
集客の結果は地域や診療科目、取り組み方によって変わり、成果を約束するものではありません。おしゃれなデザインにすることも、記事を作り続けることも、どちらも一度整えたら終わりではなく、継続して見直す作業と考えておくと、取り組みやすくなります。
公開後も続けたい確認作業
ホームページを公開した後も、診療時間の変更や休診日の案内など、情報が古くなっていないか定期的に確認する作業が欠かせません。デザインがどれだけ優れていても、情報が古いままでは、来院を検討している人の不安につながってしまいます。更新担当者を院内で決めておくと、確認漏れを防ぎやすくなります。
よくある質問
- Q. ホームページのデザインを変えるだけで来院数は増えますか
- A. 集客の結果は地域や診療科目、取り組み方によって変わり、デザインの変更だけで成果を約束できるものではありません。基本情報の分かりやすさと合わせて見直すことをおすすめします。
- Q. 院内の写真を載せる際に気をつけることはありますか
- A. 患者さんが写り込まない写真を選ぶ必要があります。スタッフの写真を使う場合も、院内で表情や服装を事前に確認しておくとよいでしょう。
- Q. 自費診療のメニューをおしゃれなページで紹介してもよいですか
- A. 載せ方には決まりがあるので、厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめることをおすすめします。表現の基準は一般的なウェブサイトとは異なります。

