クリニック看板の作り方|内容と設置場所の決め方2026
この記事の要点
- 院外看板は認知用、院内看板は案内用と役割を分けて考える
- 自費診療や表現に迷う内容は厚生労働省と保健所の窓口で確認する
- 看板更新時はホームページとGoogleマップの情報も揃えて確認する
クリニックの看板は「誰にどこで見られるか」で内容が変わる
看板は院外の遠くからの視認性を担うものと、院内や敷地内で来院後の案内を担うものに役割が分かれます。まずどちらの看板を整えたいのかを分けて考えると、記載すべき情報と設置場所の優先順位がはっきりします。
院外看板は「通りすがりの人に気づいてもらう」ための装置
院外に設置する看板は、クリニックの存在をまだ知らない人に向けたものです。車や徒歩で通る人が一瞬で診療科目と場所を認識できるかどうかが重要になります。記載する情報を詰め込みすぎると、かえって何の医院か伝わりにくくなります。
見直す際にチェックしたい点は次の通りです。
- 診療科目の文字が、歩行者や車からどのくらいの距離で読めるか
- 医院名と診療科目のどちらが先に目に入るか
- 夜間や雨天でも視認できる照明や素材になっているか
- 近隣の建物や樹木、電柱などで看板が隠れていないか
看板の設置場所や大きさを変える際は、建物の外観や地域の景観に関する決まりが関係することがあります。工事を依頼する業者に確認するだけでなく、物件の管理会社や自治体の窓口にも事前に相談しておくと手戻りが少なくなります。
院内・敷地内の看板は「来院後に迷わせない」ための案内板
一方、院内や駐車場・エントランスに置く看板は、すでに来院した人や予約を取った人が迷わないようにするための案内役です。受付の場所、診療科ごとのフロア案内、会計や処方箋受け取りの動線などを示します。
案内が不足していると、受付で同じ質問を何度も受けることになり、スタッフの対応時間が想定より延びてしまうケースがあります。逆に案内板を整理すると、受付での説明が減り、電話や窓口のやり取りがスムーズになることがあります。
看板に書ける情報・書けない情報の考え方
看板に記載する内容には、医療機関の広告に関する決まりが関わります。診療科目や医院名、電話番号、診療時間といった基本情報は一般的に記載されることが多い項目ですが、表現の仕方によっては確認が必要になる場合があります。
自費診療に関する内容を看板に載せたいと考えるケースもありますが、載せ方には決まりがあるので、厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめることをおすすめします。限定的な解除の要件や、使ってよい表現・避けたい表現を自己判断で決めず、都道府県や保健所の窓口に問い合わせる習慣をつけておくと安心です。
看板のデザインを外部の制作会社に依頼する場合も、最終的な文言チェックは院内で行い、不明点があれば窓口に確認してから設置する流れが望ましいといえます。

医院の名前を入れるだけで、あなたの医院の記事を1本、無料でお作りします。検索で見つけてもらう記事を、毎日2本代行します。
無料で記事を作る →看板の内容を見直す手順
看板は一度設置すると長期間そのままになりがちです。診療科目の追加や診療時間の変更があっても、看板の更新が後回しになっているケースは珍しくありません。
見直しの手順としては、次のような流れが考えられます。
- 現在掲示している看板の内容と、実際の診療体制に差がないか確認する
- 院外看板で伝えたい情報と、院内案内板で伝えたい情報を分けて整理する
- 文字の大きさや配置が、通行人や来院者の動線から見て読み取りやすいか確認する
- 表現に不安がある箇所は、保健所の窓口に相談してから更新する
- 更新後、受付での問い合わせ内容に変化があるかをしばらく様子見する
この手順は毎週取り組むというより、診療体制の変更があったタイミングや、開院から一定の期間が経ったタイミングで見直すイメージです。
看板とホームページ・Googleマップの役割の違い
看板は物理的にその場所を通る人にしか届きません。一方、ホームページやGoogleマップの情報は、事前に検索して調べる人に向けた情報です。看板で医院の存在を知った人が、スマートフォンで医院名を検索して診療時間や診療科目を確認するという行動も多く見られます。
そのため、看板に書いた診療時間や診療科目と、ホームページやGoogleマップに記載した情報が食い違っていると、来院者に不信感を与えることがあります。看板を更新したタイミングで、ホームページとGoogleマップの情報も合わせて確認しておくと、情報の食い違いを防ぎやすくなります。
広告看板とホームページの記事作りは、どちらも集患の入り口として役割が異なります。看板は通りがかりの認知、記事作りは検索や調べものをしている人への情報提供という違いがあり、どちらか一方だけに頼るのではなく、両方の役割を理解して使い分けることが大切です。
失敗しやすい例
看板の内容を見直す際に起こりやすい行き違いとして、次のようなケースがあります。
- 診療科目を増やしたのに看板の更新を後回しにし、来院者から「ここで診てもらえるか分からなかった」と言われる
- 院内の案内板が不足しており、受付前で来院者が立ち止まってしまい、結果として受付対応に時間がかかる
- 看板のデザインを一新した際、文言の確認を怠り、表現について後から保健所から確認の連絡を受ける
こうした行き違いは、看板の役割を分けて考え、更新のタイミングを決めておくことである程度防げます。
まとめ
クリニックの看板は、院外で存在を知ってもらうためのものと、院内で迷わせないためのものとで役割が異なります。記載する内容は医療広告に関する決まりが関わるため、不明な表現は厚生労働省の案内と都道府県・保健所の窓口で確かめることが欠かせません。看板とホームページ、Googleマップの情報を揃えておくことも、来院者の不信感を防ぐうえで役立ちます。集客の結果は地域や診療科目、取り組み方によって変わり、成果を約束するものではありませんが、看板の見直しは今の体制を点検する良い機会になります。
医療機関の広告表現については厚生労働省の案内も確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
- Q. クリニックの看板に診療時間や休診日を載せても良いですか。
- A. 基本的な診療情報は看板に記載されることが多い項目ですが、表現方法によって確認が必要になる場合があります。不明な点は都道府県や保健所の窓口で確かめることをおすすめします。
- Q. 看板のデザインはどのくらいの頻度で見直すべきですか。
- A. 決まった頻度はありませんが、診療科目や診療時間が変わったタイミング、開院から一定の期間が経ったタイミングで内容を点検する医院が多いようです。
- Q. 看板とホームページ、どちらを先に整えるべきですか。
- A. 看板は通りがかりの人への認知、ホームページは検索して調べる人への情報提供という異なる役割があるため、優劣をつけるよりも両方の情報を揃えることが大切です。



